1998年度春季研究発表会プログラム 参照数:5962 |
日 本 独 文 学 会 第 5 2 回 総 会
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1. 理事長挨拶 | 恒川隆男 |
2. 座長推挙 | |
3. 庶務報告 | 保坂一夫 |
4. 会計報告 | 松浦 純 |
5. 渉外委員会報告 | 池田信雄 |
6. 編集委員会報告 | 新田春夫 |
7. 文献・データベース委員会報告 | 幸田 薫 |
8. 企画報告 | 浅井健二郎 |
9. ゼミナール委員会報告 | 井戸田総一郎・重藤 実・杉谷眞佐子 |
10. ドイツ語教育部会報告 | 米井 巌 |
11. 日本学術会議研究連絡委員会報告 | 平尾 浩三 |
12. 支部報告 |
議事
1.1998年度予算案について
2.秋季研究発表会について
3.アジア地区ゲルマニスト会議について
4.その他
会員意見開陳
ツェラーン研究の新展開―伝記的資料を中心にして
Celan in neuer Sicht ―Unter Beruecksichtigung seiner biographischen Materialien
司会: 北 彰
1. 若き日のツェラーン | 北 彰 |
2. いわゆる<ゴル事件>について | 相原 勝 |
3. ツェラーンとエルサレム | 冨岡悦子 |
4. ツェラーンの詩と翻訳 | 水上藤悦 |
5. ツェラーンの遺稿詩と蔵書について | 関口裕昭 |
司会: 相馬久康、平山令二
1. 結実協会の植物図譜について | 小野真紀子 |
2. J. M. R. レンツ作『家庭教師』にみられる啓蒙―シェイクスピアの喜劇『恋の骨折り損』を手がかりにして― | 佐藤研一 |
3. 物語るシラー―"wahr"を副題とする二つの小説を中心として | 藤田美代子 |
4. Fr. A.ヴォルフ『ホメロスへの序論』と同時代のドイツ文学 | 曽田長人 |
5. 感傷と解体する身体―ジャン・パウル『ヘスペルス』について | 嶋崎順子 |
― 休憩 ―
(この時間にA会場でドイツ語学文学振興会の受賞式が行われます)
講演 "Die Gesellschaft der Bundesrepublik Deutschland heute―Europaeische Waehrungsunion, soziale Spannungen. Blick auf Deutschland von aussen" Dr. Heinz Becker
(Leiter des Goethe-Instituts Tokyo und Regionalbeauftragter Ostasien des Goethe-Instituts)
ビーダーマイヤー期のライムント
Raimund in der Biedermeierzeit
司会: 大久保寛二、津川良太
コメンテーター: 小松英樹
1. フランツ皇帝の経済政策 | 倉田 稔 |
2. フランツ皇帝の劇場政策 | 新井 裕 |
3. グリルパルツァーからみたライムント | 生田眞人 |
4. ライムント劇における道化の伝統―比較演劇の視点から― | 渡辺知也 |
5. ライムント劇の舞台 | 荒川宗晴 |
ドイツ語教育における文学テキスト
Literarische Texte im Deutschunterricht
司会:武井隆道、野口 薫、Claudia Mueller-Seip
1. 虚構テキストの多重世界構築とマトマリ(Kohaerenz) | 下川 浩 |
2. ドイツ語教育における文学テクストの位置づけ―文化系の新しい諸パラダイムからの見直し | 武井隆道 |
3. テクストとの対話―短編、中編物語を読む | 野口 薫 |
4. Kurze Gedichte und kurze Prosa im Deutschunterricht | Werner Schaumann |
5. Vorstellung einiger Publikationen vom Goethe-Institut zu diesem Thema | Claudia Mueller-Seip |
コーパスを用いた新しいドイツ語研究の方向性
Neue Perspektiven in der Erforschung der deutschen Sprache durch die rechner-gestuetzte Nutzung von Textkorpora
司会: 在間 進
1. ドイツ語研究の方向性 | 在間 進 |
2. コーパスを用いた意味分析の方法論的考察 | 室井禎之 |
3. コーパスを用いた語法論的結合分析 | 恒川元行 |
4. コーパスを用いた認知論的頻度分析 | 亀ヶ谷昌秀 |
5. Frequenzbasierte Gebrauchsanweisungen fur deutsche Verben | Frank Mielke |
司会: 五十嵐敏夫、石黒英男
1. 18世紀女性文学の伝統とドイツ教養小説―ドロテーア・シュレーゲル『フロレンティーン』― | 長谷川弘子 |
2. クライストの<戦争>と<恋愛>―『ペンテジレーア』における二つのメタファー系の交差 | 仲正昌樹 |
3. 第7の孤独―ニーチェにおける「真理への意志」の由来を求めて | 木本 伸 |
4. 『アラベッラ』に於けるアルカディア幻想 | 小宮正安 |
5. ベンヤミンとブレヒト―歴史的「引用」とパロディ | 長澤麻子 |
6. Zur semantischen Beschaffenheit literarischer Sachbegriffe | Wolfgang Ruttkowski |
会場 中央大学多摩キャンパス1号館1406番室
Tel. 0246-74-2099(6月6日当日用)
会費 6,000円
ドイツ語圏におけるポップ・カルチャー研究の可能性
Zur Erforschung der Pop-Kultur im deutschsprachigen Raum
司会: 高橋慎也
1. オーストリアのLiedermacher シーンの展開 | 高橋慎也 |
2. ドイツにおけるRockmusik の展開 | 高砂美樹 |
3. ニュー・ジャーマン・シネマ以降のドイツ娯楽映画 | 渋谷哲也 |
4. 周辺文化における大衆文化的表現―旧東独のコミックを例に | Jaqueline Berndt |
5. ドイツのコミック・カルチャーについて―旧西独を中心に | 窪 俊一 |
言語―Sozialisation―認識
Sprache ―Sozialisation―Erkenntnis
司会: 三宅恭子
1. Sozialisation と言語行動 | 宮内敬太郎 |
2. 言語と認識―Lichtenberg の場合 | 加納 武 |
3. 言語能力と認知 | 三宅恭子 |
司会: 佐藤俊一郎、早坂七緒
1. 審美主義モデルネという概念の系譜と様相 | 島村賢一 |
2. K. Ph. MoritzからWackenroderへ―初期ロマン主義への道 | 山本惇二 |
3. ベンヤミンにおける崇高 | 三崎和志 |
4. Stufen der Schoenheit bei Benjamin | 久保哲司 |
5. Eros und menschliche Schoenheit in drei Erzahlungen Goethes | Rainer Habermeier |
司会: 須磨一彦、縄田雄二
1. WWWを使用するドイツ語教材の開発について | 栗山次郎 |
2. Von der didaktischen Kompetenz der Lernenden ―Anfaengerunterricht mit dem “TALK Learning System” | Alfred Gehrmann |
3. Integration von hauptfachrelevanten Bereichen in den Deutschunterricht japanischer StudentInnen. Moglichkeiten und Grenzen. | Michael Haas |
4. Der Roman ?Das falsche Gewicht“, von Joseph Roth, als Unterrichtsgegenstand | Gabriele Christ-Kagoshima |
5. グローバル・スタンダードとしてのTOEICとTOEFLから日本のドイツ語教育の現状が見えてくる | 太田信雄 |
6. 関口ノートをめぐって―97年度春季シンポジウムV「関口存男文例集―その現代言語学における意義」の再検討 | 有田 潤 |
パウル・ツェラーン<展示・ヴィデオコーナー>について
シンポジウム「ツェラーン研究の新展開―伝記的資料を中心にして」の一環として、学会の両日、ささやかなものですが、ツェラーンの生涯の足跡を追う写真展示と、ドイツのテレビで放映されたツェラーンおよびブコヴィーナ関係のドキュメンタリー番組のヴィデオ上映を計画しております。会場は3号館3355番教室です。御関心をお持ちの方に御来場いただければ幸いです。