第14回ドイツ語教授法ゼミナールを下記の通り開催いたします。参加ご希望の方は申し込みフォームに必要事項を記入の上、11月30日までにお申し込みください。なお参加は申し込み順に受け付けますが、最終的な選考は日本独文学会理事会で決定いたします。
- 総合テーマ: Grammatik lehren und lernen – empirische Zugänge
- 日時: 2009年3月19日(木)〜3月22日(日)(3泊4日)
- 招待講師: Prof. Dr. Erwin TSCHIRNER (Universität Leipzig)
- Prof. Dr. Christian FANDRYCH (Universität Leipzig)
- Prof. Dr. KIM Ok-Seon (Chosun-Universität)
- 会場: IPC 生産性国際交流センター
- 〒240-0115 神奈川県三浦郡葉山町湘南国際村
- Tel. 046-858-2900 Fax. 046-858-2910 E-Mail: IPC@jpc-sed.or.jp
- http://www.js-ipc.gr.jp/
- 参加費: ¥35,000 (ただし常勤職を持たない方は¥30,000、学部学生・大学院生は ¥25,000)
- 参加申し込み締め切り: 2008年11月30日
- 参加申し込み: http://www.daf-seminar.jp/anmeldung/
- 定員: 40名(先着順)
2008年3月開催の第13回教授法ゼミナールでは、文法指導と文法学習に関する最近の研究を取り上げ、リサーチ・プロジェクトのデザインを行ないました。今回の第14回教授法ゼミナールでは、第13回ゼミナールの議論を発展させ、ゼミナール参加者による調査成果を議論し、ドイツ語教育における文法指導と文法学習について考えます。
日本で広く使われている教材や高校・大学のシラバスを見るかぎり、ドイツ語教育の多くはいまでも文法事項の説明と練習が中心です。こうした根強い授業方法であるにもかかわらず、文法の授業・学習が実際にどのような効果を挙げているのか、あるいは逆に学習者にとってどのような問題を含んでいるのか、体系的な調査をおこなった研究はほとんどありません。第14回教授法ゼミナールではこうした点を鑑み、ドイツ語教育の現場で行なわれた調査研究成果にもとづき、文法指導と文法学習に関する実証的な研究成果からどのような示唆が得られるのかを中心的なテーマにします。
今回のゼミナールの招待講師には、
Erwin Tschirner教授(Universität Leipzig)、
Christian Fandrych教授(Universität Leipzig)、
Kim, Ok-Seon教授(Chosun-Universität)の3人のゲストをお招きします。Tschirner教授はご自身も文法習得に関する実証的な調査研究を行い、文法指導・文法習得を重点的に取り上げ、この分野に関する専門家としてドイツ語圏にとどまらない活躍をされています。3人のゲスト講師は自身の研究に関する講演を行うほか、全体ディスカッションやグループワークにも加わっていただく予定です
実行委員会では、次のテーマについて参加者の方からの発表申し込みをお待ちしています。
- 1. Grammatikographie:
- Wie müssen Grammatikerklärungen beschaffen sein, damit sie wirkungsvoll sind?
- 2. Grammatik und Lernersprache
- Wie werden die Phänomene der deutschen Grammatik von (japanischen) Lernenden erworben?
- 3. Grammatik als Thema von Aktionsforschung
- Wie geschieht das Lehren und Lernen von Grammatik in einem konkreten Unterrichtskontext?
- 4. Grammatik in Übungen und Aufgaben
- Was macht gute Aufgaben- und Übungsformen zum Erlernen grammatischer Phänomene aus?
第13回ゼミナールで提唱されたリサーチ・プロジェクトについては、プロジェクトの端緒的な問題提起ないしは中間報告を問わず、発表のお申し込みをとくに歓迎いたします。第13回ゼミナールに参加されなかった方ももちろん、今回のゼミナールおよび発表にお申し込みいただけます。実行委員会では学部生・大学院生を含め、ドイツ語教育に関心のある多くの方々に、ドイツ語教授法ゼミナールにぜひともご参加いただき、日本のドイツ語教育をめぐる議論を深めたいと思っております。みなさまのお申し込みを心よりお待ちしています。
第14回ドイツ語教授法ゼミナール実行委員会
太田達也、木村護郎クリストフ、Anne Gellert、Michael Schart、星井牧子(実行委員長)、Marco Raindl
問い合わせ先: daf2009-open_AT_jgg.jp (_AT_は@)
http://www.daf-seminar.jp/