日 本 独 文 学 会 第 62 回 総 会
春 季 研 究 発 表 会
2008年6月14日(土)・6月15日(日)
第1日 午前10時より
第2日 午前10時より
会場 立 教 大 学、池袋キャンパス
〠171-8501 東京都豊島区西池袋 3-34-1
Tel.: 03-3985-2521 (人文科学系事務室)
Fax: 03-3985-4790 (人文科学系事務室)
当日の緊急連絡先
Tel.:090-8778-0205
(この電話は学会開催の2日間のみ有効)
日 本 独 文 学 会
〠170-0005 東京都豊島区南大塚3-34-6 南大塚エースビル501
Tel./Fax 03-5950-1147
E-Mail (メールフォーム) http://www.jgg.jp/modules/inquirysp
第1日 6月14日(土)
開会の挨拶(10:00~10:05)
A会場
前田 良三
総 会(10:05~11:30)
A会場
1. |
会
長挨拶 | 平高史也 |
2. |
議
長嘱任 |
|
3. |
庶
務報告 | 渡辺 学 |
4. | 渉外委員会報告 |
三瓶愼一 |
5. | 会計報告 |
中 直一 |
6. | 編集委員会報告 |
初見 基 |
7. | 企画報告 |
高田博行 |
8. | 広報委員会報告 |
保阪靖人 |
9. | データベース委員会報告 | 河崎 靖 |
10. | 文化ゼミナール委員会報告 | 高橋義人 |
11. | 語学ゼミナール委員会報告 | 福本義憲 |
12. | 教授法ゼミナール委員会報告 | 星井牧子 |
13. | ドイツ語教員養成・再研修講座報告 | 境 一三 |
14. | 「研究叢書」報告 |
小泉 進 |
15. | ドイツ語教育部会報告 |
星井牧子 |
16. | 支部報告 |
|
議事 |
1. | 2007年度決算書および2008年度予算案について |
| 2. | 監事嘱任について |
|
3. | 学会賞選考日程案について |
|
4. | その他 |
|
会員意見開陳 |
― 休 憩
(11:30~14:30)―
(この間にDAAD東京事務所感謝状授与・日本独文学会賞授賞式,ドイツ語学文学
振興会賞授賞式・総会,ドイツ語教育部会総会・講演がおこなわれます)
DAAD東京事務所感謝状授与・日本独文学会賞授賞式
(11:40~12:15)
A会場
ドイツ語学文学振興会賞授賞式・総会
(12:20~13:20)
A会場
ドイツ語教育部会総会・講演
(12:40~14:20)
B会場
総会(12:40~13:10)
講演(13:20~14:20):
Common European Framework of Reference for Languages:
learning, teaching, assessment (CEFR)とその理念と限界
吉島 茂(聖徳大学)
シンポジウムI
(14:30~17:30)
B会場
<ドイツ語教育部会企画シンポジウム>
欧州共通参照枠(CEFR)と日本の複数言語教育
Gemeinsamer Europäischer Referenzrahmen für Sprachen und Fremdsprachenunterricht in Japan |
司会:
相澤 啓一,吉満 たか子 |
1. |
日本における多言語教育の必要性とCEFR |
境 一三 |
2. |
日本の英語教育におけるCEFRの応用の可能性 ――茨城大学の事例から―― | 福田 浩子 |
3. |
大学でのドイツ語教育とCEFRは相容れない |
清野 智昭 |
4. |
『欧州共通参照枠』をどのような文脈に位置づけるか | 西山 教行 |
シンポジウムII
(14:30~17:30)
C会場
『群衆と権力』の射程 ――エリアス・カネッティ再読
Tragweite von „Masse und Macht“. Canetti wieder lesen
|
司会:
宍戸 節太郎 |
1. |
「変身」の番人カネッティ | 宍戸 節太郎 |
2. |
カネッティの死生学 ――生きる罪と死への抗い |
須藤 温子 |
3. |
「わたしたちの最も近しい似姿はボーリングのピンである。」
――あえてカネッティ没後14年のいま『群衆と権力』を読む意味について | 黒田 晴之 |
4. |
身体とメディア ――カネッティ『群衆と権力』における「手」の考察について | 古矢 晋一 |
5. |
境界をめぐって ――カネッティにおける書くこと | 北島 玲子 |
6. |
「大衆」から「群衆」へ ――カネッティにおけるMasseの意味転換 | 大川 勇 |
シンポジウムIII
(14:30~17:30)
D会場
Satzstruktur と Satzmodus ―構造と意味のインターフェースをめぐって
Satzstruktur und Satzmodus ―Zum Interface zwischen Struktur und Bedeutung |
司会:
吉田 光演 |
1. |
ドイツ語命令文の統語構造の分析 ―V1とV2位置をめぐって― | 吉田 光演 |
2. |
語順に見る心態詞ja, wohl, malの意味分析 |
筒井 友弥 |
3. |
定動詞繰り上げのトリガー: 文ムードの統語的マーキング | 田中 雅敏 |
4. |
左周辺部(left periphery)の機能:談話と文の接点 | 田中 愼 |
5. |
補文の語順パラメータ | 稲葉 治朗 |
6. |
統語・意味インターフェースにおけるムードと談話接続 | 森 芳樹 |
口頭発表:語学1
(14:30~16:10)
E会場
司会:小
川 暁夫,山下 仁 |
1. |
「自然現象」的状態変化の言語化について ―言語使用の観点から― | カン・ミンギョン |
2. |
視点と日独語の表現 ―翻訳の対照を手がかりに |
成田 節 |
3. |
Spielzeug vs. Spielzeuge ―Neue Formen des Singulars und Plurals in der deutschen Sprache | Gabriela Schmidt |
口頭発表:文学1
(14:30~16:45)
F会場
司会:
林 志津江,嶋田 由紀 |
1. |
<それ自体において完結したもの> ――K.Ph.モーリッツと<線の形而上学> | 武田 利勝 |
2.
| グリム兄弟のメルヒェン 手稿から第2版への途 ――KHM9『12人兄弟』を軸として―― | 鶴田 涼子 |
3. |
グリム兄弟における<幼年期ユートピア>のイメージ | 村山 功光 |
4. |
13世紀における叙事詩のパロディー化と主人公の描写特徴 ―アルトゥスロマーン『王冠』のガーヴェイン像を中心に― | 渡邊 徳明 |
口頭発表:文化・社会
(14:30~16:45)
G会場
司会:
吉田 治代,五十嵐 豊 |
1.
| 市民を覆う近代都市のネットワークと生の変容 ―ベルリン小説の背景― | 美留町 義雄 |
2. |
被害者の視点から見た『ニュルンベルクのマイスタージンガー』 | 大山 浩太 |
3.
| バルト・ドイツ人の文化と疾風怒濤 | 今村 武 |
4.
| 魔女擁護者レルヒアイマーと「悪魔伝説」 ―『魔法に関するキリスト教的考察と警告』にみる16世紀の世界観― |
溝井 裕一 |
ポスター発表
(14:30~17:30)
H会場
(ポスター発表は同時進行です)
|
・ |
携帯電話対応Web単語帳Multi Recordの開発・運用・評価 ― Wortschatz erarbeiten, mitnehmen, teilen |
藁谷 郁美,太田 達也,Marco Raindl,増子 宗雄 (研究協力者),中西 令(研究協力者) |
・
| 「ディスコース・マーカー」を言語学的にどうとらえるか | 渡辺 学 |
ドイツ語教育部会
「大学ドイツ語入試問題検討委員会」展示・発表
(13:00~17:30)
I会場
懇 親 会
(18:00~20:00)
会場:立教大学第一食堂
会費: 6,000 円(学部生・大学院生は4,000 円)
第2日 6月15日(日)
シンポジウムIV
(10:00~13:00)
C会場
災厄の想起と言語化 ――イルゼ・アイヒンガーと戦後文学のカノン
Ilse Aichinger und die kanonisierte ,Nachkriegsliteratur‘.
Verhängnisse, Erinnerung, Sprache |
司会:
浜崎 桂子 |
1. |
想起の規範的な力に抗して ――戦後文学のなかのイルゼ・アイヒンガー Wider die normative Kraft der Erinnerung. Ilse Aichinger in der Nachkriegsliteratur | 初見 基 |
2. |
静かな抵抗文学の軌跡 ――イルゼ・アイヒンガーとトーマス・ベルンハルトの比較を中心に | 真道 杉 |
3. |
「海」と「砂漠」――アイヒンガーとバッハマンにおける非=場所 „Meer“ und „Wüste“. Ortlosigkeit bei Aichinger und Bachmann | 山本 浩司 |
4. |
Meine Sprache und ich.
Ilse Aichingers Zwiesprache im Vergleich mit Derridas Le monolinguisme de l’ autre | Christine Ivanović |
シンポジウムV
(10:00~13:00)
D会場
大規模コーパスを用いたドイツ語研究 ――ドイツ語教育への応用を目指して――
Korpus-basierte Erforschung der deutschen Sprache |
司会:
在間 進 |
1. |
大規模コーパスを用いると何が見えるか | 時田 伊津子 |
2. |
語彙使用頻度調査は今どこまで可能になっているか
| 山田 善久 |
3. |
コロケーション頻度調査は今どこまで可能になっているか | 今道 晴彦 |
4. |
Webコーパスを用いて何がさらにできるか | 阿部 一哉 |
口頭発表:ドイツ語教育
(10:00~12:15)
B会場
司会:
宮谷 尚実,松岡 幸司 |
1. |
Multilingualismus ―Plurilingualismus |
Stefan Trummer |
2. |
Überlegungen zur Integrationsmöglichkeit des projektorientierten Lernens in den japanischen Deutschunterricht | Junko Horiguchi |
3. |
自律的能力の育成をめざしたプロセス重視のドイツ語教員養成・ 研修モデル | 太田 達也 |
4. |
日本人とネイティブによるチームティーチングとMoodleを利用したe-Learning学習の組み合わせによる初級ドイツ語授業の試み― | 里村 和秋, Oliver Bayerlein |
口頭発表:語学2
(10:00~12:15)
E会場
司会:
荻野 蔵平,嶋﨑 啓 |
1. |
ゴート語tēkan „berühren“ とトカラ語B tek-, täk-
„berühren“ の関連性について ―トカラ語の側からの再検証と新たな見解― | 安永 昌史 |
2. | ルクセンブルク語の接続法 ――間接話法と要求話法を中心に― | 田村 建一 |
3. | 話法助動詞 müssen の意味の変遷と認識的意味の成立 | 宮下 博幸 |
4. |
19世紀における<新聞の言語>批判をめぐる„Sprachbewusstsein“ | 細川 裕史 |
口頭発表:文学2
(10:00~12:50)
F会場
司会:
村山 功光,荒又 雄介 |
1. | 壁の白とページの白 ―ウィーン分離派の建築と出版物― | 浅井 麻帆 |
2. |
詩人の想像力と歴史哲学 ――ディルタイにおける力の概念 | 森田 團 |
3. |
ドイツ啓蒙における「人間性」と「美的なもの」 ―レッシングからアドルノへの道筋― | 藤井 俊之 |
4. |
F.キットラーと情報通信技術 -人間×機械進化論の観点から- | 豊倉 尚 |
5. |
„Zur Kritik der Gewalt“ als eine Kriegserinnerung | Naoki Mukai |
口頭発表:文学3
(10:00~12:15)
G会場
司会:
美留町 義雄,井口 三奈子 |
1. |
ムージルのアフォリズム集構想とロマーンとの関係 | 桂 元嗣 |
2. |
偶発性の詩学 バッハマンの『偶発・発作のための場所』について | 徳永 恭子 |
3. | 文学はごみである ――ベルにおけるフモールの概念をめぐって―― | 木本 伸 |
4. |
Uwe Johnson „Jahrestage“ における両想起構造の結節点 | 江面 快晴 |
ポスター発表
(10:00~13:00)
H会場
(ポスター発表は同時進行です)
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・ |
音声コミュニケーション中心の少人数授業と学習者のドイツ語運用能力 | 星井 牧子,生駒 美喜,石塚 泉美, 朝倉 久絵(研究協力者) |
・ |
ドイツにおける青少年保護政策とメディアリテラシ教育の現状 | 濱野 英巳 |
・ |
唱歌とドイツ文化受容 | 髙木 良平 |
ドイツ語教育部会
「大学ドイツ語入試問題検討委員会」展示・発表
(10:00~13:00)
I会場
閉会の挨拶(13:00~13:05)
C会場
井出 万秀