2008年度秋季研究発表会プログラム 参照数:9277 |
日 本 独 文 学 会秋 季 研 究 発 表 会2008年10月12日(日)・13日(月・祝)
日 本 独 文 学 会 第1日 10月12日(日)開会の挨拶
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中国・四国支部長 | 高橋 輝和 |
会 長 | 平高 史也 |
理事会企画シンポジウム 映画におけるイメージとテクストの関係について ― ドイツとフランスのニューシネマを例に Bild und Text im Film ― Am Beispiel der deutschen und französischen New Cinemas |
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司会:渋谷 哲也 | ||
1. | ストローブ=ユイレ、あるいは朗唱する映画 | 渋谷 哲也 |
2. | テクストを生むイメージ、イメージを生むテクスト ― H.v.クライスト、E.ロメール、H.J.ジーバーベルクにおける複数メディア間の翻案/変奏のメカニズム | 眞鍋 正紀 |
3. | ファスビンダーと文学テクスト ―『ベルリン・アレクサンダー広場』を手がかりに | 粂田 文 |
4. | 映画的不純性に向けて ―ヌーヴェル・ヴァーグにおける「脚色」 | 堀 潤之 |
Aspekte des aktuellen deutschen Kriminalromans | ||
司会:Stefan Buchenberger, Oliver Mayer | ||
1. | „Krimi “は娯楽産業の産物? ―ドイツにおける最近の推理小説 | 三ッ石 祐子 |
2. | Der Regiokrimi | Robert Wittkamp |
3. | Erzähltechniken in den Kriminalromanen von Norbert Horst und Oliver Bottini | Oliver Mayer |
4. | Jan Costin Wagner und die Tradition des deutschen und skandinavischen Soziokrimis | Stefan Buchenberger |
5. | 迷宮にあてた光:Andrea Maria Schenkelの„Tannöd“を中心に | 松岡 幸司 |
司会:高木 文夫、舘野 日出男 | ||
1. | Japan und die jüdische Emigration (1933-1945): Kulturtexte des Exils Vorstellung eines Forschungsprojekts | Thomas Pekar |
2. | 20 世紀ドイツ文学におけるロマ像 | 夜陣 素子 |
3. | パウル・ツェラーンの<散文的>なる詩化プロセスについての考察 | 福間 具子 |
4. | 視覚的体験としての舞台芸術 ―ホーフマンスタールの理念と実践 | 寺井 紘子 |
司会:持尾 伸二、依岡 隆児 | ||
1. | 第二世界の実在をめぐって ジャン・パウルの美学理論と小説『巨人』 | 江口 大輔 |
2. | ザクセン喜劇に描かれたヒポコンドリーの諸相と医学 | 小林 英起子 |
3. | Ulrich von Zatzikhoven作„Lanzelet“におけるヒロインのイメージ 「魔法のマント」のエピソードをめぐって | 白木 和美 |
4. | ラインマル・デア・アルテにおける„genâde“について | 伊藤 亮平 |
司会:丸井 一郎、稲葉 治朗 | ||
1. | ドイツ語の与格と対格 ―コーパスを使って数えてみると何が見えるか― | 成田 節 |
2. | ドイツ語の無冠詞+可算名詞の分析 | 吉田 光演 |
3. | 複合的な事象をどこまで1つの文で表現することができるのか 結果構文と(複合)動詞表現のせめぎ合い | 島 憲男 |
・ | 初級ドイツ語授業におけるPodcast活用の可能性 | 宮谷 尚実 |
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16世紀後半の時事報告における関係詞の分布について ―パンフレットとビラに関する文体論的考察 | 森澤 万里子 |
(宮谷は23番、森澤は25番講義室で同時進行) |
・ | ドイツ語の目的構文に関する一考察 ―um zu構文と damit構文の互換性を中心に― | 宮下 博幸 |
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所有冠詞と関係の形容詞の共起について | 吉村 淳一 |
・ | 社会語用論的な語史研究とはなにか? | 細川 裕史 |
・ | ドイツの若者文化における日本語への関心 | 白井 宏美 |
・ | 大学における学部横断的な中級ドイツ語教育の可能性 ―教養教育でドイツ語の楽しさに目覚めた学生たちをどう伸ばすか?― | 吉満 たか子,岩崎 克己,Axel Harting |
・ | 日本におけるドイツ語教員養成 ―現状と課題― | 太田 達也,境 一三 |
・ | 日本の中学生・高校生・大学生のドイツ像 ―横断的研究― | 藤原 三枝子 |
(ポスター発表は同時進行) |
エンデ文学におけるファンタジー Phantasie in der Dichtung von Michael Ende |
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司会:子安 美知子 | ||
1. | 黒姫童話館にみる『モモ』のファンタジー | 堀内 美江 |
2. | 『はてしない物語』におけるファンタジーの機能 | 梅内 幸信 |
3. | エンデのファンタジーにおける死のイメージと創造性 | 小高 康正 |
4. | エンデのルドルフ・シュタイナー思想受容について | 樋口 純明 |
話しことば研究をめぐる4つの問い Vier Ansätze zur Erforschung der gesprochenen Sprache | ||
司会: 高田 博行、岡本 順治 | ||
1. | 話しことばの特性をどのように測定したらよいか? | 渡辺 学 |
2. | 構文文法は、話しことば研究の救世主となりうるか? | 岡本 順治 |
3. | 何を手がかりに、話しことばの対照研究を行なうのか? | 林 明子 |
4. | 何を資料として、過去の話しことばを復元するのか? | 高田 博行 |
司会:田中 暁、島谷 謙 | ||
1. | カタルシスと崇高 ベンヤミンの詩学 | 森田 團 |
2. | 批評家ベンヤミンの立ち位置と身振り | 小林 哲也 |
3. | フローレンス・クリスティアン・ラングを介してみるホフマンスタールの保守革命 | 青地 伯水 |
4. | 動員される生 E.ユンガー『労働者』における生と技術 | 大泉 大 |
司会:岩崎 克己、Rudolf Reinelt | ||
1. | 中高ドイツ語文学語の成立過程で言い表されなくなったこと ―komenの過去形の韻における出現の変遷をたどって― | 横山 由広 |
2. | ドイツ語における人称代名詞を先行詞とする関係文 ―印欧語比較言語学の視点から― | 齋藤 治之 |
3. | フィードバック訓練によるドイツ語母音・韻律の習得 ―ATR-CALL-Deutschを用いた発音訓練結果― | 林 良子,安田 麗 |
4. | Interkultureller Austausch in projektbasierten multilingualen Hyougen enshuu-Klassen | Vincenzo Spagnolo |
・ | 寺山修司のドイツ体験 ―「市街劇」をめぐる一考察― | 大塚 直 |
・ | 国際ドイツ語オリンピックの概要および報告 | 小笠原 藤子,白鳥 由紀子 |
(大塚は23番、小笠原,白鳥は25番講義室で同時進行) |
会場: | 岡山大学 津島キャンパス内 マスカットユニオン(岡山大学生協北福利施設) 3F |
会費: | 6,000円(学部生・大学院生は4,000 円) |
中国・四国支部企画シンポジウム 日独文化交流史上の在日ドイツ兵捕虜とその収容所 Deutsche Kriegsgefangene und ihre Internierungslager in Japan in der Geschichte des deutsch-japanischen Kulturaustausches 第1部「中国四国内の収容所を中心に」 | ||
司会: 安藤 秀國 | ||
1. | 在日ドイツ兵捕虜と日独文化交流(基調講演) | ディルク・ファン・デア・ラーン |
2. | 似島俘虜収容所について | 瀬戸 武彦 |
3. | 松山俘虜収容所について | 森 孝明 |
4. | 丸亀俘虜収容所について | 高橋 輝和 |
5. | 徳島および板東俘虜収容所について | 川上 三郎 |
6. | 徳島および板東俘虜収容所における日本文化の紹介 | ディルク・ギュンター |
7. | ドイツ兵捕虜と「武士道」 | 井戸 慶治 |
プラハとダブリン ― 20世紀ヨーロッパ文学における二つのトポス Prag und Dublin ―Zwei Topoi in der europäischen Literatur des 20. Jahrhunderts― | ||
司会:金子 孝吉 | ||
はじめに | 金子 孝吉 | |
1. | イェイツの薔薇 ― あるいは薔薇の外部 | 吉川 信 |
2. | リルケの薔薇、もしくはナショナリズムの不能 ―イェイツと照合しつつ | 平野 嘉彦 |
3. | ジョイスとユダヤ人 | 戸田 勉 |
4. | カフカにおける〈交通〉とアイデンティティ | 三谷 研爾 |
5. | 問題提起 | 結城 英雄,城 眞一 |
コーパスをめぐって:心理・知覚表現の分析 Diskurs um Korpus: verschiedene Forschungsansätze zu den Psycho- und Wahrnehmungsausdrücken |
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司会:田中 愼、清野 智昭 | ||
1. | 趣旨説明 心理動詞の使用実態 ―コーパス分析から見えてくるもの |
清野 智昭 |
2. | 非文から見える文法性 ―照応関係を例として | 保阪 靖人 |
3. | Pro und kontra Korpus:心理表現の人称をめぐって | 田中 愼 |
4. | コーパスとドイツ語教育 ―日本人のための「自然なドイツ語」の提供を目指して | 大薗 正彦 |
コメンテーター: 吉田 光演,小川 暁夫 |
司会:藤縄 康弘、西脇 宏 | ||
1. | トーマス・マン『非政治的人間の考察』における〈ドイツ性〉 ―文学的実践への還元を前提として― | 坂本 彩希絵 |
2. | ヘルミュニア・ツア・ミューレンのプロレタリア革命童話 | 佐藤 文彦 |
3. | ペーター・ヴァイスの戯曲『追究』におけるホロコーストの記憶 | 福田 緑 |
4. | フランツ・カフカの遊牧民像 中華思想・シオニズム・東ユダヤ人・ロシア | 林嵜 伸二 |
司会:羽白 洋、武田 修志 | ||
1. | ソルブ語にみられるドイツ語の影響について ―ドイツ語のzu不定詞句に対応して― | 山口 和洋 |
2. | ルクセンブルク語における補文標識の活用とその特徴 | 西出 佳代 |
3. | スイスドイツ語のwo関係節の構造について | 熊坂 亮 |
4. | 動詞の三基本形に働く類推作用について ―英語・ドイツ語を中心に― | 米田 繭子 |